Sunday, August 30, 2009

WOC was over. Now I'm in JAPAN.

先週火曜日、無事帰国しました。
時差ぼけもなく、元気です。

水、木、金と出社して通常業務に戻り、
2週間ぶりに社会復帰しました。

ハンガリーでの生活が当たり前になっていた分、
日常生活の中ですぐには切り替えの効かない部分もありますが、
仕事は特に滞りなく、今までどおりやっています。

世界選手権の報告はまた改めてまとめたものをこの場で
公表しようと思いますので、しばしお待ちください。

あの時、あの場所で走り、見て、感じたことは、
自分にしか表現することができません。

この10年間の取り組みと共に、真摯な気持ちで振り返ろうと
考えています。

まずは、報告まで。

次の当面の目標は、10月に2年ぶりに出走するハセツネと、
2010年ゴールデンウィークのアジア選手権です。
中、長期的な目標を視野に、今後の計画を練ろうと考えています。

たくさんの応援、本当にありがとうございました。

Thursday, August 20, 2009

Middle Final


ハンガリーののどかな田舎町の風景です。
ロバがいます。


ミドル決勝を会場横の大型スクリーンで観戦。
観客も世界各国からわんさか集まってきています。


決勝が終わり、移動する人々。
長蛇の列で渋滞中。


本日のランチ。
フルーツのスープがなかなか美味です。

表彰式。メシ食ってて立ち会えたのは男子のみ。

王者ティエリーのパブリックコントロール通過の様子。

圧巻のゴールシーン。観客総立ち。

やはり、決勝に行ってこそのチャンピオンシップ。写真はないですが、女子の決勝を見ていて涙が出るほど心が震えました。その舞台にあがり、頂点を目指して奮闘するファイナリストの姿は本当に美しかったです。自分もあのようにありたいし、そこに立ちたい。

今日この場所で、この時間にしか体験できない経験をしました。

Monday, August 17, 2009

Long Q

昨日のラストコントロール→ゴールの競り合いの写真が
WOC2009の公式ページに載っていたので転載します。


中国とのデッドヒートです。負けられねー!

もちろんこのままゴールに突っ込み、逃げ切りました。

本日はロングの予選でした。
日本選手は健闘しましたが、残念ながら全員不通過でした。
(一番下にゴールレーンを駆け抜ける選手の動画あり)

明日はレースはお休みで、午後から開会式です。
今まで森にばっかり行って温泉に行ったくらいしか観光していないので、
Miskolcの中心部に出てみようかな、と思っています。

本日私は出場しなかったので、併設大会にオープン参加しました。
昨日のミドル予選エリアの山塊でコースが組まれ、
同じ位置に置かれたコントロールも何ヶ所かあったので、
昨日のよい反省になりました。

課題は簡単なものの、出だしの手続きやショートレッグでの
ナヴィゲーションなど、基本的な動作を怠ることによるミスがあり、
それがタイムロスへとつながる傾向にあることが本日も確認できました。

しかし、昨日はガンガン追い込んでキロ7分、
今日はそれほど追い込んでいないにも関わらず、
キロ6分半強でレースを展開することができました。

ま、本日は難易度がやや易しめだったこと、リラックスしていたこと、
そして、一度入って慣れた森だったことなどもあると思いますが、
無駄のない動きができれば飛躍へのヒントが見つかることがわかりました。

自分自身で最重要と位置づけたレースの反省が翌日にでき、
新たな発見と次への課題が少し見えたことは本当に大きな収穫だったと思います。


プレスタートを駆け抜ける紺野選手。

女王シモーネ(中央)。スタート1分前。
ゴールレーンを駆け抜ける朴峠選手。

ゴールレーンを駆け抜ける藤沼選手。

インタビューを受けるフィンランドのマッツ・ハルディン。
世界各国から世界選手権を観戦しに来た人々。

皆川選手ゴール!(41秒)

松澤選手ゴール!(21秒)

関谷選手ゴール!(23秒)

Sunday, August 16, 2009

My first challenge was over.

ミドル予選が終わりました。
結果は不通過でした。

1番で2分失敗し、2番と12番のアタックでもたついた以外は
今の自分のMAXを引き出すことができたと思います。

平均心拍数は166、最大心拍数は182でした。
180という数値を見たのは初めてなので、
それだけ追い込んで走れていたということでしょう。

4-5ではティエリーに追いつかれ、しばし観察しながら追いかけましたが、
その走りはなんともゆったりとして優雅な身のこなしでした。

今回の予選では、自分自身がどう走るか、というところは
先の記事でも示したとおり突き詰めて考えられたと思います。
かつ、実際のレースでもほぼそれを実行することができました。

しかし、一言で言えば、力不足と言えます。
自分自身が予想した結果とほぼ違いがなかったためです。
その点では冷静に自身の実力分析ができていたと思います。
今後の目標を定める上で大きな反省材料です。

今回は残念でしたが、次に向け顔を上げようと思います。
VIVA! Hungary!! 応援ありがとうございました。

明日はロング予選が開催されます。
こちらもぜひ注目してください!
日本時間で17日16時トップスタートです。





The DAY has come.

明日のミドル予選に向けて。

<体調>
すこぶる良い。四月末の右足首捻挫の影響は全く無し。
食事も普通にのどを通るし、多すぎず少なすぎず、
バランス良く栄養を摂取できている。
睡眠も十分。時差ぼけも無し。

体は比較的軽い。日本の酷暑の中動くわけではないので、
少し無理をして体を前に出しても問題なし。
ただし、乾燥しているので水分のこまめな補給は必須。


<技術面>
本日までの現地における練習を振り返る限り、
脱出時に自分の向かう方向を確実に定めれば、
あとはコンパスにしたがって前に進むのみ。

コントロール、あるいはチェックポイントからの
確実な脱出の繰り返しによるナヴィゲーションをすれば
問題なく自分の目指すべき位置にたどり着ける。

何より、自信を持って次のモーションに移れるための
手続きをしっかり行っていればなんら難しいことはない。

地形のあるところは大変わかり易い。
日本で普段やっていることをやる。
平らな斜面では、コンタを何本切るのか、
何百メートル真っ直ぐ行くのか、を考えること。

ミドル予選はゴツい山塊の中を縫う形のコースが組まれる。
登りも方向を定めたらガツガツ登る。とにかく頑張る。

ストーニーな部分は概して走りにくいが、
こういうところで差が出やすいので意識して太ももを上げる。
大きなストライドでこなし、地図と現地の対応をリズミカルに行う。


<精神面>
11:04START。4分後にティエリー。
なせば成る。やってやろーじゃねーかてめー!

最初は冷静に、次第に熱く、燃え滾る炎のような心で駆け抜ける!

ついにこの時がやってきました。
ワクワクドキドキかと思いきや、意外に冷静な自分に少し驚いています。

WOCだから特別、というものは特に感じられず、
JWOCやユニバーの延長上という感じです。
以前から顔見知りの他国の選手もたくさんいます。
気張らず、リラックスして本戦を迎えられそうです。







Saturday, August 15, 2009

Middle-Q Model

いよいよ明日、ミドルの予選を迎えます。
日本時間で16日の午後5時トップスタートです。

日本選手は加藤・紺野・西尾、関谷・加納・渡辺の6名が参戦します。
本日はモデルイベントに向かい、最後の調整をして来ました。

以下写真です。遅ればせながら、まずは昨日の午後の写真から。

洞窟温泉に行ってきました。ミシュコルツで一番の観光地のため、大混雑!
我々が帰るときには入場制限が行われていました。
温度は低めで、あながち温水プールといったところです。

洞窟温泉内部の噴泉。

夜はビール。おいらは飲んでませんが。
宿舎にはイベントセンターが設置され、
IOF旗が揚がりました。
テレインに向かう途中。馬車が現役で活躍しています。
モデルイベントにて。森の様子をディスカッション。
ずらりと並んだ各国チームの車。
パチリと1枚。色とりどりのウェアを着ています。
なんと、エレベータに閉じ込められてしまいました。
緊急事態でもイケメンF沼。
十数分の監禁の末、無事開放され、安堵の表情を浮かべる人々。
おっちゃんがエレベータを直してくれています。
本日の昼食。カーボローディング!
そして、エレベータに貼られた貼り紙。
すんません。10人乗ってました。

Friday, August 14, 2009

Rest day today.

おはようございます。
今日は休養日です。
他の選手が森に向かうのを見送り、
午前中はのんびり過ごすつもりです。

今回は滞在している部屋を紹介します。


朝食にて。
パン、シリアル、ハム、チーズ、ヨーグルトなど
バイキング形式で食べることができます。
種類も豊富で大満足です。


日本チームが宿泊している建物の4階平面図です。
建築屋としては間取りや避難経路、建物構造などに
非常に興味をそそられます。

典型的な中廊下型のプランですが、非常階段と
パブリックスペースとなるバルコニーへの軸線を
廊下に対して十字に切ることで採光・通風効果を狙っています。

居住部分の端に集会室を設けるなど、学生寮としての機能が
盛り込まれています。

各部屋はサニタリーを通して隣の部屋とつながっており、
2部屋で1セットになっています。2人部屋なので、4人で洗面と
シャワー・トイレを共有する感じです。


廊下から見た部屋の内部です。
扉の横にフロア案内があります。

右の扉はバルコニーに通じており、
宿泊者の憩いの場となっています。

紺野&西尾の部屋です。
B棟4階443号室にいます。
部屋に入ってみましょう。
紺野さんが机に向かっています。
部屋に入ってすぐ右にあるキッチン。
加熱機器はIHですが、ガラストップではありません。
冷蔵庫の中身。
祝杯用??
ピルスナーウルケルめちゃ安です。
1本90円くらい。
コンセントのプラグの形はCタイプです。
電圧は200V。PCの電源など、国際規格のものは変圧器なしで
使えます。
シャワールームです。
なぜか漢字のシャワーカーテンが。
洗面器は2つ。
二人同時に歯磨きできます。
洗面所のオイルヒーターです。
現在は稼動していませんが、
冬はこれでポカポカ。
シンプルなトイレ。
便器上のボタンを押せば水が流れます。
トイレットペーパー。
今までいろんな国のさまざまなトイレットペーパーを体験しましたが、
こいつはフツーのトイレットペーパー。やや柔らかめ。
しかし、機器にしても日常生活用品にしても、繊細さや緻密さが求められる
製品において、日本製を上回るものにはいまだかつて出会ったことが
ありません。
居住スペースです。
机が二つ並んでいます。収納スペースもふんだんにあり、
小物を並べることができます。
黙々とナンバーパズルを解く紺野さん。
ベッドも2つ縦に並んでいます。
足を合わせる形で寝ています。
窓の外の風景。
University of Miskolcの校舎が並んでいます。
チームウェアです。
積水ハウスのワッペンも縫い付けました。
レースウェア。
すべてのレースはこれを着て走ります。
こちらにも積水ハウスのロゴワッペンを縫い付けました。
朝早くは曇っていましたが、太陽が出てきました。
今日も良い天気になりそうです。