Thursday, January 04, 2007

APOC2006

A Happy New Year!!
I participated in the APOC2006 in Hong Kong.
I report the competition.

29/12/06 APOC Sprint

初日はスプリントです。
1:4000の地図は久々だったのですが、思ったよりも
すぐに対応できました。しかし、巡航速度がイマイチ。
脱出の手続きが疎かで、終始リズム感の悪いレースでした。
体が先へ先へ動きたがり、頭がついていかない感じ。
結果もイマイチ。秋以降しばらくオリエンテーリングから
離れており、まずはここから、という内容に落ち着いてしまいました。



30/12/06 APOC Relay


2日目はリレー。
佐々木-西尾-加藤という走順。
本当はJWOC2000で組みたかったチーム。
6年越しに実現!目標はもちろん金メダルでした。

しかし、1走佐々木が深さ5mの穴に落ち、足を引きずりながら、
指から血を流しながら壮絶な姿で会場に現れ、タッチ。

「7-8でヤブに隠れた大きな穴があるから気をつけて!」
という情報を受け、いざスタートへ。
2-3のトレイルランの最中に救急車のサイレンが聞こえ、
佐々木の安否を気にしながらのレース。
絶対にこの襷はつなぐ!という気持ちを胸に、歯を食いしばって
藪を切り、登りを登り、先行者を抜き、ひたすら会場を目指しました。
しかし、 問題の7-8を過ぎてから手続きが雑になり、ロスタイムが
大きくなったように思います。

結果、無事加藤さんにつなぐことができ、
日本男子は銅メダルを獲得しました。
佐々木の最後まであきらめない気持ちと、
チームを思う気持ちが我々に メダルをもたらしたのだと思います。
また、このメンバーで走りたいと思いました。



・・・
この日はここからが大変でした。
救急車で佐々木とともに病院に向かい、実に9時間くらい
病院で過ごしました。詳しくは佐々木のブログへ。

2-3を行く時に聞いたサイレンの音は、実は皆川さんで、
病院で車椅子の佐々木と処置を待っている時、
担架に乗せられて痛々しい姿で彼女は現れました。

佐々木と同じくヤブに隠れた穴に落ちた彼女は、
足首を粉砕骨折、および腓骨を骨折、という重症でした。
入院を余儀なくされ、日本に帰国した現在も手術を行うべく
入院中です。

一刻も早い快復を祈念して止みません。
皆川美紀子基金コチラ

また、佐々木とともに日本人が全くいない場所で、しかも相手に100%
自分の考えを伝えなければダメな病院という場所に何時間も滞在して、
いざという時には100%に近い英会話ができないとだめだと
いうことを身をもって知りました。尾上さんの英語力に頼りきりでした。

早く処置してくれ、こんなに足が腫れてきたじゃないか!
いったい何時間待たせるんだ?という文句を医師に伝えるにも苦労しました。

31/12/06 APOC Long

気合を入れて臨みました。前半はまずまず調子が良かったのですが、
あまりにも強い下草たちと激しいヤブに体力を消耗し、17で力尽きました。
完全にメシバテ。この時点で加藤さんと6分差。ゴールまで歩いて帰り、
フラフラになりながらゴールレーンに入ると、スタッフの皆さんが口を揃えて
「Are you OK!!?」
と声をかけてくれました。出てきた言葉は、
「I'm hungry!!!!」
チョコクッキーをもらい、村越さんのサンドイッチを半分奪い、水をがぶ飲みし、
会場に向かう道の途中で座ってリンゴを食べました。感謝。

ロングが開催された村は本当に長閑な所で、「正しい香港の田舎」という
イメージがぴったりの場所でした。海岸にも山にも近く、気候も穏やかで
過ごしやすい、まさに桃源郷のような村でした。また行きたいです。

さらに、ロングで使用されたテレインはトレイルランニングには最高の
山で、低木と下草しかないので遠くまで見渡せる上に、すぐ近くが海だから
眺めが最高に素晴らしい!!時が経つのを忘れるくらいに綺麗な景色が
拡がっています。今度はトレイルランニングをしに来たい。
オリエンテーリングは、もういらん。少なくともこの山では。


01/01/07 APOC Middle

年が明け、APOC最後のレースはミドル。
ロングのテレインに程近い、ビーチが近接した場所でした。

自分がターゲットとしているこのミドルで良い成績を
残し、次へのステップにしたかったのですが、
5へのアタックをはじめ、まるで基礎がなっていないような
オリエンテーリングをしてしまい、惨憺たる内容でした。
原因は明らかに格下と思われる選手に先行されて
浮き足立ったこと。まだまだですな。修行が足りません。
基本がすべて、かつ、継続は力なりです。

レース後、会場にトリムを脱ぎ捨て、ビーチに駆けていって
海に飛び込みました。さすがに少し冷たかったですが、
さんさんと降り注ぐ陽光の元、遠く香港の山並みを眺めながら
海水浴するのは何とも言えず贅沢なひと時でした。
また、行きたいです。


さて、総括です。

今回の遠征は、個人戦は全く振るいませんでした。
しかし、それは最初からわかっていたことです。
まず、10月の負傷から復活途上で迎えたため、体力的な
準備が100%ではありませんでした。技術的な準備は
直前トレキャンなどを含め、それなりにはできましたが、
体とのバランスが取れたものではなく、リズム感の悪いまま、
いい感触を得られないまま本番を迎えてしまいました。

それに対し、リレーの走りはある程度評価できるものであると
思います。今年、自分はユニバーのリレーで同じく2走を走り、
大きくミスをして順位を後退させてしまいました。
今回はそういうことの無いよう、常にリラックスしてレースを展開
できるよう準備しました。佐々木と加藤さんへの信頼も大きかったし、
非常に良い形でレースに入ることができました。
レース中も自分を客観視しながらオリエンテーリングをすることが
でき、非常によく集中できていたと思います。
今後もこの感覚を忘れずにレースに臨みたいです。

APOC期間中に年が明け、2007年になりました。
今年は競技の最前線から少し遠い位置でひそかに強くなることを
目指します。自分の人生史上、最も大きな試練に挑むためです。
これを何とか1年で終わらせたい。そうすれば、また華々しくトップに
戻ります。それまでは、地道に努力を続けようと思います。

継続は力なり。

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